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第19回講演会を開催

平成27年7月10日に國學院大學副学長石井研士氏と国立歴史民俗博物館准教授山田慎也氏をお招きし、第一部「結婚式の隆盛と日本人の幸せ」、第二部「個別化する葬送と葬儀産業」と二部構成で開催しました。石井先生からは、戦後の社会意識の変化と経済的な繁栄を背景として、結婚式は変容し、特に披露宴が豪華さを競うようになってきた状況を互助会の事例を交えながらお話があった。その中で、個人が幸せを確認する機会として、結婚式の位置付けが見直されてきているとの説明があった。 山田先生は、戦後、葬儀スタイルの標準化に互助会が貢献したことが紹介された。近年の葬儀の新たな動きとして、多様な死生観の広がりから、葬儀も個別化する傾向が現れているとのお話があった。