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第20回講演会を開催

去る10月22日(木)午後2時から、機械振興会館において第20回講演会を開催いたしました。

今回は、日経BP社記者であり、自らも僧侶として活動している鵜飼秀徳氏に「寺院消滅」という演題で講演していただきました。

講演は、地方の疲弊が言われる中、日本創成会議が発表した消滅可能性都市に関連して、そこに存在する宗教法人が全国の約36%に上るとの衝撃的な数字の紹介から始まり、そのことを裏付けるデータや氏が全国を巡り収集した寺院の今を紹介していただきました。特に、仏教の各宗派や教団の内部調査は一般にあまり目にすることが少なく、寺院消滅が迫りくる現状を寺院の側から映し出したもので大変、興味深い内容でした。一方で、荒廃した寺院の再興に努力する僧侶の活動などもご紹介していただき、大きな変革が起きていることを実感しました。